はんぺん日記

思ったことを思ったままに書いていくよ

イギリスに短期留学に行ったときの話

 「外国はこうだ。日本人はこうだからダメなんだ」っていう言葉をよく目にする。私は「日本人はダメだ」「日本はダメだ」って思うこと自体をあまり好ましく思わない。

 海外への旅行や語学留学から帰ってきて、「ここの国はこうでよかった。日本はここがよくない。」と述べる学生は非常に多い。しかし私が実際にイギリスに行った時に感じたことは、それらとは違うものであった。自己満足のため、ここに記そうと思う。

 

 2019年の夏、イギリスに1ヶ月ほど滞在した。真の目的は「外国に身を置くことで、日本を知りたい」というものであった。というのも、私はそれなりの愛国心を持っており、日本という国に強く興味を示している。もっと言うと、前世や来世というものがあるとしたら、同じように日本で生まれ育つとは限らない。今世で生まれた国を知ることは、輪廻の中にいる私の、人生の最大の目的だと捉えているからだ。英語を上達させたいという気持ちもあり、留学先をイギリスに決めた。

 

 私がイギリスで感じた日本との違いを述べていく。まず、イギリスは湿気があまりないせいか、

ホームレスが臭くない。日本は湿気が多いせいか、ホームレスの体臭が半端じゃない。気がする。次に感じたことは、日本のトイレの右に出るものはいないということ。これはどこの国に行っても痛感することであろう。外国のトイレにウォシュレットはまずない。そして、多量の水を使うにも関わらず、流れやすいわけではない。流したときの勢いは、例えるなら滝壺。お尻に水が跳ね、拭いた作業が無に帰す。日本に帰ってきて羽田空港のトイレを利用した時、あまりの美しさに見入ってしまった。少ない水量でゆっくり円を描き、円が大きくなったところで慎ましやかに流れていく。位置関係的に、水は上から下にのみ流れ、跳ねることはなく、忍びのように音もなく消えていく。例えるなら小川のせせらぎ。この技術は世界に誇れる、素晴らしい、開発者に畏敬の念を抱く。

ちなみに羽田のトイレは日本の中でもかなりすごい方。

 

 本題に入る。イギリスの有名百貨店で買い物をした際、店員さんに「日本から来たの?日本はいいところだ。日本人の女の子はいつもニコニコしていて、かわいい、親切だ。」と、日本人の女と言うだけで褒められた。また、レストランでは「日本出身?俺も日本に行ったことがあるンゴ!いいとこやな!」と、数回言われた。ロンドンではスリらしき危ない人物に数回遭遇し、ちびるような思いもしたが、多くの人々はとても親切にしてくれた。これは今までイギリスに来訪した日本人の行いや、日本で外国人に親切をした日本人のおかげによるものがとても大きい。心の底で「今までイギリスの人と関わってきた日本の人!ありがとう!!」と叫んだ。

 

どこの国にもその国なりの良さがある。私たち一人一人が、海外から日本に来た外国人を思いやること、また、異国先でマナーを守ることは、私たちを守ることになるんだと強く感じた。私を守ってくれた先人に感謝申し上げる。以上。